静岡から日本経済を切り拓く経営者集団 静岡経済同友会 静岡協議会

活動報告

1.総括

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2024年度(令和6年度) 代表幹事 今田 智久

 

設立60年、新たな一歩を踏み出す

2024年度は、政治、地政学、気候変動、防衛・安全保障といった様々なリスクに直面した不確実性の高い経営環境で、企業が生き残り、持続可能な成長を遂げるにはどうするべきかを深く考えさせられた1年でした。

そうした中で当会は、設立されてから60年の節目の年となりました。多くの先達が築いてきた基盤を更に盤石にするため、節目の年の運営方針は「志を持って未来を切り拓く、Passion・Mission・Action」を掲げました。私たちを取り巻く経営環境が激変かつ混沌とした時代だからこそ、企業経営者は高い志を持ち、情熱、使命感、行動力で地域社会が抱えている課題の解決手法を考え、持続可能な社会への道を切り拓いていかなければならないと考えたからです。

2024年の活動の概略は下記の通りです。

①60周年記念事業

企業が持続可能な成長を遂げるには人的資本の強化が不可欠であることから、ダイバーシティとインクルージョンの概念を取り入れた人的資本経営にフォーカスし、その実践的な手法を深堀りした。尚、当該年度に会員数150名を目標に会員増強に取り組んだ結果、目標を達成できた。

②夏季セミナー

多様な価値観を持った世代に対して、どうアプローチしてキャリア形成を促し、企業価値を高めていくのか。世代ギャップに焦点をあて、新しい経営手法を議論した。

③日本が直面している最大の課題「人口減少」

今年度は人口減少社会に対する認識を深めるため、静岡県の近未来予測、労働市場の変化、行政運営など様々角度から追求した。

④持続可能な社会の実現

今年度は企業の社会的責任(CSR)の観点からも環境経営にどのように取り組んでいくべきか、先進企業の事例を視察しながら深堀りをした。

⑤イノベーションの追求

今年度はAIの活用に重点を置き、ビジネスプロセスの最適化や導入の実践的学びを提供する「AIキャンプ」をワークショップ形式で開催。

また地域創生アクセラレータプログラム「テイクオフ静岡」第5期目を開催。経済団体が取り組むスタートアップ支援事業として定着するとともにメンタリングを通じて会員企業の「発想の転換」「気づき」にも貢献した。

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