静岡から日本経済を切り拓く経営者集団 静岡経済同友会 静岡協議会

活動報告

1.総括

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令和4年度代表幹事 江﨑 和明

早回しの時代の中で

「時代状況」

 パンデミックが収まらぬ中、戦争がはじまり、元首相が暗殺され、インフレが世界を覆いました。令和4年度の私たちはグリーンとデジタルの革命の中で、地域を結び付け企業・団体による社会変革を起こすべく、様々な活動に取り組んできました。しかし、時代はさらに早回しで動いていき、今年のいまと去年の春では、まるで別の世界を見ているようです。時代の断層に落とされぬよう、同友会なりに必死に走ってきた一年間だった気がします。

 

「三つのⅩはこれから」

私たちは地域、企業、そして自分たち自身を時代状況に合わせて変容させるべく、三つのX(トランスフォーメーション)を掲げました。

地域のXでは、折戸湾プロジェクトがいよいよ実施組織の組立に入り、クリーン&グリーンの委員会はカーボンニュートラルの具体的な展開方法を提示しました。企業のXでは、変革のエンジンとしてのDXと企業そのもののあり方を問うCXの両面に切り込みました。その実践事例としてのテイクオフ静岡は、事業性と公共性の両立を目指し採択団体と共に明るく歩みました。同友会組織のXでは、会則の改訂をうけ、多数の有為な人財を迎え入れ、コロナ状況にめげずに懇親の機会を設け、リアルな例会開催とデジタルなプロジェクト運営を両立させました。

いずれの委員会も本当のトランスフォーメーションはこれからです。

 

「それでも進んでいく」

 地方における経済団体の役割は、時代の変化を地域コミュニティにいち早く提示し、企業や団体の推進力を使って、善き方向を示し伴走していくことにあります。県中部エリアでの私たち同友会は、その先導役を果たせたか。あるいは会員に同友会活動の意義目的を伝えきれたか。そして何がしかの実践事例を残せたか。せめて参加した会員やステークホルダーの心に少しだけの充実感を提供できたか。

考えるほどに代表幹事としての力不足を痛感します。しかし、その代表幹事に役割以上の力を与えてくれた副代表、見守っていただいた監事、そして全力で取り組んでくれた委員長・スタッフ、会員企業、関係者の皆様、そしてすべての会員のみなさん、最後に事務局に感謝して、まずは初年度の総括とします。

次年度に向けて静岡経済同友会静岡協議会は、それでも進んでまいります。

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